衝動買いのMacBook Air購入レビュー。
第2回目は開封して外観をチェック、これまで使ってたMacBook Pro(Late2013)とも見比べてみます。
前回も触れましたが、Apple Storeでキーボードをカスタマイズして購入したので、商品が到着するまでに3週間かかりました。
ダンボールのガムテープを矢印の方向に引っ張るだけで開けられるのは地味にありがたいです。
カラーはゴールドを選びました。
外箱の文字やAppleマークも端末カラーに合わせられています。
MacBook Air本体の重みがあるおかげで上の蓋を持ち上げるだけでゆっくりと箱が下がっていきます。
(そういうこともあってMacBook Airを取り出した後だと蓋の取り外しに苦労します…)
箱を開けると早速MacBook Airがお目見え。
MacBook Airの下には付属品が入っています。
簡単な取説シートや使い道がよく分からないステッカーはもはやお馴染みといったところでしょうか。
付属品はUSB-Cケーブルと充電器。
USB-Cケーブルは充電にも使用するので、長さが2mもあって太さもあるしっかりとしたものです。
充電器は30W。
これがMacBook Airを充電するのに適切なワット数となっているようです。
ワット数がこれより小さいと充電に時間がかかりますし、大きくても充電時間が短縮されることはありません。
ちなみにMacBook Proの充電器は、13インチモデルは60W、16インチモデルに至っては96Wもするそうです。
ワット数が大きくなると充電器のサイズも増しますし、他社製の充電器でもよりワット数を注意する必要があるので、その点ではMacBook Airの方が扱いやすいと言えるかもしれませんね。
購入前から分かってはいましたが、MacBook Airのゴールドはピンクの色味がやや強め。
手元の10.5インチiPad Proのゴールドと比べても違いは一目瞭然です。
光の当たり方でブロンズっぽく見える時は渋くてカッコイイのですが、人を選びそうな色合いです。
自分の場合は元々ゴールドカラーが好きなのと、他の2色(シルバー/スペースグレイ)はMacBook Proでも展開されていて、もし将来Proへ買い替えた時はそのどちらかから選ぶことになりそうなので、だったらAirにしかないカラーをと考えました。
ネジも各カラーに合わせたものになっています。
MacBook Airの形状は手前側が薄くなっている「くさび形」と言われているものになっています。
右側面には最近のApple製品には珍しくイヤホンジャックが搭載されています。
必要な方もまだまだ居らっしゃると思いますが、個人的にはAirPods Proを使っているので正直あまり必要性を感じていないところです…。
MacBook Airを開くと「ジャーン」という起動音と言語設定の画面が表示されたので初期設定をすることに。
一時は省かれていたこともありましたが、macOS Big Surから起動音がまた復活したみたいです。
ディスプレイとキーボードの間には保護のため和紙っぽい質感の紙が挟まっていました。
移行アシスタントでこれまでの環境を引き継ぐことができますが、MacBook Proはここ最近使っていなかったのでiMacに入れているアプリと設定を引き継ぐことにしました。
しかしなかなか転送が開始されないので一旦ここは保留することに。
Touch IDの登録など一通り初期設定を済ませた後に移行アシスタントに再びトライ。
調べてみると、Wi-Fi経由だと通信が不安定なため時間がかかる可能性があるようなので、ケーブルを使って試してみることに。
ここで勘違いしていたのですが、ケーブルを繋ぐ場合はUSB-CケーブルではダメでThunderboltケーブルが必要だそうです。
つまりMacBook Airに付属しているケーブルは使えないわけです。
自分はたまたま手元にThunderboltケーブルがあったので、そちらに繋ぎ直したところ転送が開始されました。
これで無事初期設定が済んだので再び本体を見ていきます。
キーボードは一般的なJIS配列ではなくUS配列にカスタマイズしています。
変更した一番の理由は、ローマ字入力には不要なひらがなの印字がないという見た目の問題です。
このため購入先は基本的にApple Store一択となってしまいます。
MacBookシリーズのキーボードは1年ほど前からバタフライ構造からシザー構造へと変更され、キーストロークはその頃より深めになっています。
シザー構造に変更されてから「Magic Keyboard」の名称になった通り、iMac用のMagic Keyboardユーザーなら違和感なく使えると思います。
また、方向キーの大きさも改善されました。
以前までは隙間なく並ぶように左右のキーが大きかったのですが、現在は方向キー全体が逆T字型になっており、タッチタイピングでも打ち間違いが減るような形状になっています
電源ボタンの部分は指紋認証の「Touch ID」も兼ねています。
画面ロックの解除やパスワード入力の際に利用できて、これが大変便利です。
初期設定時は指を1つ登録すると終了しますが、後から3つまで登録できます。
キーボードを打ちながらでも触りやすい右手の中指や薬指を登録しておくのがオススメ。
小指よりも中指/薬指の方がタッチしやすかったです。
これまで使用してきたMacBook Pro(Late2013)とも簡単に見比べていきます。
両方ともディスプレイは13インチのモデルですが、本体サイズはわずかにMacBook Airの方が小さいです。
MacBook Proは現行モデルも含めて厚みが均一になっており、くさび形のAirの方が見た目にもスリムですね。
また、この頃のモデルは充電には独自規格であるMagSafeが使われていました。
磁石でサッとくっ付きますし、誤って足でケーブルを引っ掛けるなどの事態が発生してもケーブルごと本体が落ちてしまうのを防いでくれました。
また、昔のMacBookシリーズは端子の種類が豊富で、右側面にはHDMIやSDカードスロットもあります。
MacBook Airは見た目にはすっきりしていますが、USB-Cハブは必要になってくるかなと思っています。
昔のMacBookシリーズで好きだったのは、ディスプレイが点灯していると天板のAppleマークも光るところでした。
現行のMacBookはこちらも全モデル共通でAppleマークが鏡面仕上げとなっており、傷が付かないかが心配です。
ケースを付けるという手もありますが、そうするとサイズが増しますので今のところは考えていません。
キーボードは、シザー構造だったり方向キーが逆T字型というのは昔のMacBookでも採用されていた仕様でしたが、キーストロークは昔の方が深いように感じます。
一方でトラックパッドの部分は現行モデルの方が大きくなっています。
MacのトラックパッドはWindowsのタッチパッドとは別物と言って構わないほどで、自分はこれのおかげでマウスが不要ですし、何よりMacを使っている理由の1つでもあります。
もちろんiMacでもマウスは使わずトラックパッドで操作しています。
MacBook Pro(Late2013)は自分にとって初めてのMacで、家電量販店で購入したためキーボードはJIS配列です。
MacのJISキーボードは特にひらがなの表記が大きく目立っているように感じますし、タイピング時のホームポジションが結構左に寄っているので、右手首がトラックパッドに触れそうになってしまいます。
国産メーカーのWindowsPCのキーボードはその辺を上手く配置しているのですが、Appleにそれを求めるのは難しいのでしょうか…。
また、MacBook Pro(Late2013)のキーボードライトはキーの周辺からも光が漏れているので暗いところだと結構目立ちます。
現行モデルは文字の箇所だけが光るようになっていて、この辺の評価は個人の好みで分かれそうなところですね。
充電器は先ほども触れましたが、昔のMacBookシリーズではMagSafeが採用されていました。
ワット数は60Wなのでサイズが大きいのと、ケーブル一体型の充電器となっていて、マグネットで接続する部分には小さなランプがあってMacBookを開くことなく充電の状態を確認できるのも便利でした。
現行モデルはUSB-Cケーブルに変更されたことで、他社製のケーブルや充電器も使えるという”違う方向の便利さ”に切り替わった印象です。
以上、MacBook Airの外観レビューでした。
ちなみにこのMacBook Pro(Late2013)はMacBook Air購入時の下取りに出すことにしました。2台あっても持て余すので。
近日中に下取りのための発送キットが届くようなので、間もなく手元を離れることになります。
光るAppleマークや接続端子の種類の豊富さ、それにMagSafe充電器と、昔のMacBookシリーズも魅力的な点が色々あったなと再認識したところです。
…と、昔話が長くなってしまいました(汗)
話を戻して、新しいMacBook AirはまずTouch IDが便利です。
この間も特にパスワードを求められる場面で大活躍しています。
iMac用Magic Keyboardでも搭載してもらいたいところです。
そしてM1チップ搭載による処理速度やバッテリーの持ちにも期待したいところ。
MacBook Pro(Late2013)は当時17万円ほどで購入したのですが、今回は必要十分なスペックを維持しつつ10万ちょっとで手に入ったのも魅力と言えましょう。
購入してしまったからにはiMacと2台体制で積極的に使っていきたいところです。