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世間の高評価に流されて「MacBook Air(M1,2020)」レビュー §1 購入編

Mac

2020年最後の大きな買い物としてMacBook Airを購入しました

これまではMacBook Pro(Late2013)を持っていましたが、iMacを手に入れてからは出番がめっきり減っており正直iMacだけでも十分な環境なのですが、新たに搭載されたApple製M1チップがかなり好評だったので勢いでポチってしまいました。

レビュー第1回目の今回は、購入に至るまでの経緯について触れます。
なぜ買い替えようと思ったのか、なぜProじゃなくAirを選んだかなどをご紹介いたしますので、少しでも今後の参考になれば幸いです。

ようやく買い替えたくなるMacBookに出会えた

iMacをメインPCに変えてからはUSキーボードを使用しているので、MacBookもUS配列にしたいなとは前々から思っていました。


しかしこの間、軽量モデルとして重量1kgを切った「12インチMacBook」やMacBook AirはRetinaディスプレイを採用したり、MacBook Proでは新たにTouch Barが搭載されたりと進化をしてきましたが、なかなか買い替えに踏み切るまでに至りませんでした

その理由としてはiMacをメインにしたことで出番が減ったこともありますが、バタフライキーボードが採用されていたことが大きな要因の1つでした。

バタフライキーボードの構造


つい1年ほど前までMacBookシリーズは、本体の薄型化のために独自のバタフライ構造キーボードが採用されていました。
キーストロークが浅かったり打鍵音が大きいといった評価は個人的にはそこまで大きな問題と感じていなかったのですが、どうやらホコリが混入することでキーが効かなくなるという故障の多さもあったようで、さすがにこの点は自分も看過できませんでした。

バタフライキーボードは新モデル発売の度に改良を繰り返していましたが故障は解消されることなく、2019年末のモデルから順次MacBookシリーズは一般的なノートPCでも採用されているシザー構造へと舵を切り替えました

ちなみに、バタフライキーボード搭載モデルは無償の修理サービスを受け付けています。
古いものは2015年から新しいのは2019年までと、長きに渡った問題でした。



キーボード問題は解消されたものの、それでも使用頻度が低いのでまだ二の足を踏んでいたところにダメ押しで加わったのがM1チップの搭載でした。


Macではこれまで長らくIntelプロセッサが採用されていましたが、今後はAppleが独自開発したチップへと変更されていくようです。

その初代となるM1はiOSアプリが動かせるなどの特長があるのですが、バタフライキーボードのように特に最初はどんなトラブルが分からないのでしばらくは様子見するつもりでいました。

ところが発売されてからのレビューを見ていると、処理速度が向上し発熱も抑えられていると非常に好評
目立った不具合も報告されておらず、だったらその性能がどんなものなのか自分も感じてみたくなり、7年ぶりのMacBook購入へと踏み切ることにしました。

ProかAirか

この点で悩まれている方も結構いらっしゃると思います。

初のM1チップ搭載として、Mac miniと13インチMacBook Pro(の下位モデル)とMacBook Airが2020年秋に登場しました。

自分としてはiPhoneにしろiPadにしろ、ハイスペックなProを選んできました。(さすがにiMac Proは高額過ぎて手が出せませんが…)
なので少し悩みましたが、これまでの使用頻度を鑑みてAirを選びました。

Proと比べてもAirのスペックに見劣りがしなかったので少しでも出費を抑えたかったわけです。


重量はProが約1.4kgで、Airが約1.29kgとほぼ同等。
さらに幅と奥行きに関しては全く同じです。
一方で高さはProが1.56cmに対してAirは0.41cm〜1.61cmと不均一なので比較が難しいところですね。

ディスプレイ輝度はProの方がわずかに上ですが最大輝度で照らして並べないと分からないくらいの違いらしいです。

金額の面では、最小構成同士の比較だとProとAirの価格差は税別でちょうど3万円
その性能を比べると、CPUは8コアで共通ですが、GPUはProが8コアでAirが7コアです。
しかしその最小構成Airですら、Intel搭載MacBook Proよりも処理速度が速いのだそうです。

最小構成での比較


機能面では、ProにはTouch Barが搭載されています。
ファンクションキーの部分がタッチパネルになっているわけですが、自分にとっては有っても無くても構わないところなので、この点は無評価としました。

他にもProの方がスピーカーやマイク性能が優れていますが、これも雲泥の差があるわけではありません。


一方で、気がかりな点も2つあります。

まず、バッテリーの駆動時間ですが、Proは20時間持続するのに対し、Airは18時間となっています。
18時間でも悪くはないですし差は2時間ではありますが、少しでも長いに越したことはありません。

もう1点は個人によって評価が分かれると思いますが、Airは冷却ファンが非搭載です。
自分にとってはファンがないのは少し不安ですが、今回のM1チップ搭載機はあまり発熱しないようなのでファンレスのAirでも構わないのかもしれません。

これらの点でProと悩みました。
バッテリー容量が大きくファンを搭載していても重量差はわずか110gですから。

今回はサブ機だからと割り切ることにしましたが、ゲームや動画編集など高負荷処理が多い使い方の場合はProの方が向いているかもしれません

また、MacBook ProにはUSB-Cポートが4つ搭載されたものや16インチのモデルが現在Intel搭載機としてラインナップされています。
今後M1チップを搭載したこれらの機種が登場する可能性は大いにあるわけで、よりハイスペックを求める方にはもしかするとまだ我慢の時なのかもしれませんね

M1チップにも注意点が

Intel製と比べて処理速度が向上し、消費電力が抑えられたM1チップですが、諸手を挙げて賛同できるかというと必ずしもそうではありません。
Appleが提供しているアプリはこれまでと変わりなく使用できますが、他社製アプリはその限りではありません

その対策として、そういったアプリは「Rosetta2」という機能を使って動作ができるように工夫されていますが、それでも全てのアプリが網羅できているわけではなさそうです。

アプリの情報画面
M1チップ非対応アプリは「Intel」
対応アプリは「Universal」と表示されます


自分の利用範囲ですと、SONYのカメラをWebカメラとして使える「Imaging Edge Webcam」というアプリは現在M1チップ搭載Macには非対応となっていました。

公式ダウンロードページより


また、「Boot Camp」を使用したWindowsの起動や、eGPU(外付けGPU)には非対応です。
そして外部ディスプレイへの出力は1台までと制限されています。

今後上位モデルも含めた全てのMacで独自チップを搭載するわけですから、改善されていくことを願うばかりです。

キーボードだけカスタマイズ

というわけで、12月に入ってから急遽MacBook Airの購入を決意。
予定外の買い物となりました。

自分はUS配列のキーボードに変更したかったのでApple Storeから注文しました。
キーボードの変更は無料で、メモリとストレージは変更せず最小構成なので税別104,800円也
この価格は、iPhone 12 Pro(税別106,800円)よりも安いことに改めて驚き。
それだけiPhoneが高騰しているってことなのかもしれませんが…。

カラーはスペースグレイとも悩みましたが、MacBook Proにはラインナップされていないという理由もあってゴールドにしました。

購入した内容


それと、念のためAppleCare+に加入しておきました。
これまで様々なApple製品にAppleCareを加入させてきて、まだ1度もその保証サービスの恩恵を受けたことはないのですが、少しでも安心して使いたいので。
料金はMacBook Airの場合だと税別23,800円です。


以上、MacBook Airを購入に至るまでの経緯でした。
次回は実際に届いたMacBook Airを開封していきます。

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