※この記事は旧ブログ「1丁目6番地7号」での掲載内容を一部編集したものです
ソニーストアから6月24日までの期間限定で「αあんしんプログラム会員優待」として15%OFFクーポンが送られてきました。
せっかくだからと前々から購入検討していたグリップ部分の拡張アクセサリー「グリップエクステンション GP-X1EM」を買ってきました。
(ソニーストアの店員さんでも間違えていましたが、”エクステンショングリップ”ではありませんw)
さらに、α7 III購入時には在庫がなかったバッテリーチャージャーがようやく入手できるようになりので、予備バッテリーと併せて追加購入しました。
今回はグリップエクステンションについてレビューします。
握り心地の良さも価格の高さも、さすがはソニー純正品といった感じです。
握りやすくなると重さも軽減されますので、縦位置グリップほど大きく重いものは要らないという方には価格面さえクリアすれば良い選択肢だと思います。
他社メーカーの一眼カメラはα7 IIIと同程度の重量であってもグリップ部分が小指までカバーされているためか、α7 IIIよりも軽く感じることがありました。
手が大きくない自分でもα7 IIIは隙間なく握らないと小指が余ってしまいます。
グリップ部分を拡張するアクセサリーはサードパーティからも発売されていますが、ボディとの一体感を重視して純正品を買うことにしました。
セット内容は、プチプチに包まれたグリップエクステンションと取説があるのみ。
こちらがグリップエクステンション。
質量は約73g。見た目の割にはしっかりした重みがあり安っぽさを感じさせません。
バッテリー部分と接触する場所には押せば引っ込む突起が2つあります。
この突起を利用して固定するわけで、もう片方はグリップの大きさが異なる”II(マーク2)”世代用です。
取り付け方は先ほどの突起をバッテリー部分の穴と合わせて、三脚穴の所にネジを回して装着するだけ。
ネジには取っ手があるので工具なしで取り外しできるのが便利です。
装着したものがこちら。
純正品だけあって、金属の部分や滑り止めのラバー部分の一体感が素晴らしいです。
握った際に引っかかりを感じることはなくとても良好です。
グリップ感が増したことで持ちやすくなり片手撮りもしやすくなりました。
グリップエクステンションを外して持ち直してみたら、元々はこんなに握りにくかったのかと驚いたほどです。
この良さは実際に持ってみないと分からないかと思います。
もし店頭で触れる機会があれば是非試してみてください。
しかしながら難点もいくつかあります。
まず、グリップ部だけ高さが増すので、置いた時は斜めを向いてしまいます。
加えて、グリップ部分だけが長いので見た目のアンバランスさを気にされる方もいらっしゃるみたいですが、この点については自分は特に問題視はしていません。
また、グリップエクステンションを装着するとバッテリーカバーが塞がってしまいます。
バッテリーを交換する際はグリップエクステンションのネジを緩めてスライドさせる必要があります。
先述の通り工具は必要ありませんし、α7 IIIでは大容量バッテリーが採用されているので交換する頻度は少ないでしょうが手間であることは確かです。
α7シリーズやα9のバッテリーカバーは外れるようになっています。(縦位置グリップを使用する際にはカバーを外します。)
ですので、例えば外したカバーをグリップエクステンション側に付けるなどして、いちいちスライドさせる必要のない手段もあったのではないかと思うと残念です。
実際、サードパーティ製でこの仕様を採用しているものもありますし。
他に不満点としてよく挙がるのが価格です。
掲載時点での希望小売価格は税別で12,800円。
グリップを延長させるだけにしてはなかなかの金額ですが、どうやら他社メーカーも似たような機能のアクセサリーはそれくらいの価格がするようなので特別高いってわけではないのでしょうね、多分…。
それよりも個人的に一番不満なのが三脚穴を塞いでしまっている点です。
自分は底面にストラップを通しているので、グリップエクステンションを装着している時は三脚穴に着けているプレートが使えなくなります。
これまでグリップエクステンションに興味はありつつも購入は見送っていた要因がまさにこれでした。
とりあえず取っ手部分にアンカーリンクを巻いて使っていますが、推奨された使い方ではありませんので正直不安です。
調べてみると、取っ手を外してしまって代わりにアルカスイス互換プレートを付けられている方もいらっしゃったので、自分も改造してみようかと考えているところです。