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細かな使い勝手も改良 「Nintendo Switch 有機ELモデル」購入レビュー

Nintendo Switch

10月8日に「Nintendo Switch 有機ELモデル」が発売されました。
ネット通販では転売を防ぐためにほとんどの販売店で予約できる権利を抽選するという方式でした。

初期モデルを使い続けている自分も有機ELモデルにリニューアルしようと、任天堂公式のマイニンテンドーストアとヨドバシ.comに応募したのですが、残念ながらどちらとも外れてしまいました。

これで発売日当日の入手は難しいなと諦めかけていたのですが、ヨドバシ梅田の店舗へ行ったら10月に入ってからでもまだ予約を受け付けていました
予約ができるのはヨドバシのクレジットカード(ポイントカードプラス)を持っている人だけで、その場で代金を支払う必要がありましたが、ヨドバシ.comとポイントの共通化をしていたので配送料無料で自宅に届けてくれるとのことでした。

従来モデルから5千円ほど価格アップ



そんなわけで意外にあっさりと発売日に入手することができました。

カラーはSwitchでお馴染みの「ネオンブルー・ネオンレッド」と有機ELモデルから加わった「ホワイト」があり、せっかく新しくするという意味もあってホワイトを購入しました。



荷物が届いて真っ先に感じたのが「箱が小さい!」でした。
従来モデルのSwitchの箱も小さかったですが、内容物はほぼ同じながら更にコンパクトになりました。



開封をすると早速Switch本体とJoy-Conがお目見え。
そして箱の側面に始め方の簡単な説明が書かれています。



その下に充電ドックや電源ケーブル/HDMIケーブル、Joy-ConグリップやJoy-Conストラップが収納されています。
「セーフティーガイド」と書かれた電源に関する1枚の注意書きが唯一この有機ELモデルに同封されていた紙類です。



有機ELモデルの登場で新しくラインナップに加わった白色のJoy-Conはこれまでと同様にマットな質感。
ビビッドなカラーが多いJoy-Conの中においてシンプルかつ上品な印象ですが、使用していくうちに汚れが目立たないかが心配です。



有機ELモデルの「ホワイト」は同梱されているドックの色もホワイトです。
同じ有機ELモデルでも「ネオンブルー・ネオンレッド」の方はブラックなので、この辺の好みもどちらのカラーを選ぶかの判断基準になるかもしれません。

形状は従来モデルのドックと比較すると角に丸みが出たのと色合いもあって全体的に柔らかい感じになりました。
全面のロゴマークが小さくなったのもスタイリッシュになったと思います。

ドックもJoy-Con同様にマットな質感なので汚れが気になるところではあります。

(写真左)従来モデルのドック
(写真右)有機ELモデルのドック



そして新しいドックは有線LANにも対応しました。
自分はまだそれほど必要性を感じていませんが、シビアなネット対戦で重宝される機能と言えるでしょう。

カバーは外れるようにもなったので、頻繁にケーブルを抜き差しする場合はカバーを外しておいても良いかもしれませんね。



ドックの内側は黒色で、こちらはツルツルとしています。



従来モデルのドックはSwitch本体をしっかり固定していましたが、新しいドックは隙間が少しだけ広くなったようで本体をセットすると前後に”遊び”があります。
決して不安定ということではなく、画面に保護ガラスを貼って厚みが増しても擦れて傷が入らないように工夫されているものと思われます



「有機ELモデル」とある通り従来モデルとの違いはそのディスプレイ
本体サイズは横幅が3mmと僅かに増え、ディスプレイのサイズが6.2インチから7インチに大きくなりました。

画面周りのベゼルが細くなり、よりスタイリッシュな見た目になりました。



テーブルモードの際に使用するスタンドは角度が無段階で調節できるようになりました。
加えて、横幅が大きくなったことで安定するようにもなりました。

従来モデルのスタンドは角度がやや急に感じていました。
自由に角度が調節できるおかげで、テーブルモードだけでなく携帯モード時でも本体を支えておくのに重宝しそうです。



本体背面もロゴマークが小さくなり極力シンプルな見た目になりました。
触り心地はよりザラザラとしており、主に携帯モードで使用する場合の指紋が目立ちにくくなっていそうです。



スタンドを開いた場所にmicroSDカードスロットがあるのは従来モデルと同様の構造です。



電源や音量のボタンは横に少し長くなりましたが、電源ボタンはより奥まっているので誤って押してしまう心配が減ると思います。



他にも、排気口は主張が控えめなデザインになっていたりと、やはり新しいモデルということで細かな点が色々と改良されているのが分かります。



データの引き継ぎは初期設定の一番最後に出てきます。
ニンテンドーアカウントを入力すればユーザー情報が移行できますし、Nintendo Switch Onlineに加入しているのでゲームのセーブデータはクラウド上に保管されているのをダウンロードするだけです。

ダウンロード版のゲームソフトはニンテンドーeショップから再ダウンロードできますが、自分はゲームカードの差し替えが面倒でダウンロード版を購入することが多いので結構時間がかかりました



注意が必要だったのは、「あつまれ どうぶつの森」はNintendo Switch Onlineの「セーブデータお預かり」サービスに対応していません
セーブデータを移すには移行元/移行先の端末それぞれに別途ニンテンドーeショップから「あつまれ どうぶつの森 セーブデータ引越し」をダウンロードしてそこから行います。



島のデータを移行してソフトを起動すると住民の紐付けをすれば完了。

自分はニンテンドーアカウント連携をさせていないサブキャラを作っていました。
ニンテンドーアカウントがないとデータの引き継ぎができないので、このためだけにわざわざアカウントを作らないといけないのかが気になっていましたが、結論としては不要でした。

方法としては、新端末の方では新規にユーザーを作成します。
そしてそのユーザーでソフトを起動し、サブキャラを選んで紐付けをすれば実質引き継げたことになります。

ただし、Switchの仕様で新端末の方を「いつも遊ぶ本体」にしておかないとサブのユーザーでソフトが起動できないので事前に旧端末のニンテンドーeショップから「いつも遊ぶ本体」を解除して新端末で再設定(ニンテンドーeショップを起動するだけ)しておかなければいけません。

ややこしいですね…。



実際にゲームをプレイしてみると、やはり画面の鮮やかさが目を引きます
そしてスピーカー部分が大きくなり音質が向上したのも有機ELモデルの特長です。
確かに高音や低音がより聞こえ、音に厚みが出たように感じました。

(写真上)有機ELモデル
(写真下)従来モデル



ちなみに自分は携帯モードでは「デモンエクスマキナ コントローラー」を使っています
有機ELモデルではコントローラーを装着させるレール部分に変更はないので、問題なく使用できました。



他には本体メモリー容量が32GBから64GBに増えたといった性能向上がある一方で、プロセッサは従来モデルと同じです。

ディスプレイの性能とサイズアップやスタンド角度調整に本体スピーカーの向上など、有機ELモデルは本体のみで遊ぶテーブルモードや携帯モードで恩恵を得やすいです。
一方でテレビに繋げて遊ぶTVモードだとドックに搭載された有線LANと本体のメモリー容量増加くらいしか変化が感じられないかもしれません
現時点ではこの新ドックの単品販売はありませんが、従来のSwitchでも新ドックに使用することはできるそうなので、従来モデルをすでにお使いでTVモードがメインかつ有線LAN機能が欲しい場合はドック単品の販売を待っても良いかもしれませんね。



昨年「あつまれ どうぶつの森」でゲーム熱が再び上がり、今回新しい本体へリニューアルしたので色々と遊びたいゲームはあるのですが、如何せん時間がなかなかないのが悩みです(泣

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