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とりあえず1本だけ持って行くならコレ! 「SEL24105G」購入レビュー

レンズ

※この記事は旧ブログ「1丁目6番地7号」での掲載内容を一部編集したものです


フルサイズ標準ズームレンズ「SEL24105G」を購入しました。
自分にとってSEL50M28、Batis2/25に続き3本目となるフルサイズレンズです。

実は購入したのは9月末だったのですが、ずっと品薄状態が続いていたために「納期は早くても12月中旬」と言われてしまいました。
しかし待っていても状況が改善されるわけではないので予約をしており首を長くして待ってようと思っていた矢先、予定よりも早く11月初旬に届きました

結果的に1ヶ月ほど待ったことになりました


このレンズを快適に使えるようにと、グリップエクステンションやバックパックとスリングタイプの2種類のカメラバッグを買い揃えていたくらい前々から購入を検討していたレンズです。

24mmの超広角から105mmの望遠までをカバー。
写りも評判が良くて、これ1本だけでも幅広い撮影ができる万能レンズです。


SEL24105Gはソニーストア大阪で購入しました。
α7 III購入時に同時加入した「αあんしんサポート」によってレンズに3年保証ワイドが適用できるので、特価などでない限り純正レンズはソニーストアで買うようにしています。

ソニーストアでは10%OFFクーポンが使えるのに加え、9月末当時には「ご愛顧感謝特典」としてトータル3,500円OFFが適用できたのと、11月末まで有効な1万円クーポンの応募にも当選していました。
それら割引を適用して税込131,940円で手に入れました。

フルサイズレンズは総じて高額なので感覚がマヒして慣れてしまった感じもあるんですが、これだけ割引あってもやっぱり高いですよね…。

定期的に実施される「ご愛顧感謝特典」


さらにさらにこの日は阪急阪神おでかけカードのポイント還元が通常1%→3%にアップと色々と重なったので、意を決して購入に踏み切った次第です。

それでは、SEL24105Gを開封します。


SEL24105Gにはレンズポーチが付属しています。


ポーチの中からプチプチに包まれたレンズとフードがお目見え。


SEL24105Gの重量は約663g
このクラスのレンズとしては軽量な部類らしいのですが、”APS-C上がり”な自分からすると重いというのが第一印象でした。

しかし、α7 IIIを持ち歩くようになるとカメラボディの重量が増した影響で、徐々にそこまで重くは感じなくなりましたw
とは言っても片手での長時間撮影は難しいでしょう。


自分にとっては初めてのGレンズです。
カールツァイスと並んでソニーの高性能レンズブランドとして展開しているGレンズ。
最近では最高峰となる”Gマスター”も登場していますが、Gレンズの高性能さは変わりません。

カールツァイスレンズは鏡筒に金属が採用されているものがほとんどです。
一方でSEL24105Gの鏡筒はおそらくプラスチックながら、α7 IIIなどと同様のシボ加工っぽい仕上げになっていて一体感があります。
ピントとズームリングはゴムのような質感となっています。

金属と比べると見た目の高級感は劣るかもしれませんが、野外でハードに使えそうなタフな見た目という印象です。

また、AF/MFと手ブレ補正の切り替えスイッチと、フォーカスホールドボタンが搭載されています。
そこそこ重量があるから撮影時に左手はレンズを支えることになるはずなので、フォーカスホールドボタンはより重宝すると思います。
ここに瞳AFを割り当てておくとポートレート撮影に活かせそうです。


SEL24105Gはレンズ側に手ブレ補正が搭載されています。
ボディ内手ブレ補正を搭載したα7 IIIを手に入れてからはレンズ側の手ブレ補正搭載を気にしなくなってしまいましたが、SEL24105Gにある手ブレ補正スイッチを切り替えるとボディ側の補正も切ることができます。
SEL24105G装着時はカメラのメニューから手ブレ補正を切ることができません

普段はAF&手ブレ補正で撮影するけど、長時間露光撮影などでMF&手ブレ補正を切りたいなんてシーンに使えそうですね。


手持ちのレンズと比較してみます。

SEL50M28とは箱からして大きさがかなり違います。


Batis2/25とはフードを装着した状態で並べてみました。
こちらも大きさの違いは一目瞭然。
これまではBatisが自分にとって一番大きいレンズだっただけに、一気にサイズアップしてしまいました(汗)


続いては保護フィルターを装着します。
標準ズームレンズと言えどGレンスということもあって、少々値が張るのですがソニー純正のフィルターを購入しました。


ソニー純正のフィルターはカールツァイス製で、ケースが付属されています。
ツァイス製フィルターのケースはもはやおなじみとなりましたが、フタは回して外すというこれまで自分が持っているものと異なる仕様になっていました。


α7 IIIに装着してみましょう。
ボディ側がコンパクトなのも影響してレンズの存在感が大きいです。
こうなると「一眼カメラを持ってる」感がより出ますねw


望遠側にするとレンズが伸びて1.5倍ほどの長さになります。
ピントリングはスムーズに回せるのに対して、ズームリングはやや固め
SEL24105Gにはロックレバーはありませんから自重で伸びないようにあえてそうしていると思われます。
重量同様にこの点についても発売開始時に店頭で触った時は不便に感じましたが、実際に何度も使ってみると気になりませんでした。


作例として、24mmと105mmの画角の違いも確認しておきます。

<撮影した画像はアップロードサイズの関係で1500×1000にリサイズしています>

まずこちらが24mmで撮影したもの。
目の前の景色がほぼ収まる広い画角です。

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そしてこちらが105mmにズームしたもの。
遠方の景色もしっかり捉えることが可能です。

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さらに、超解像ズームを最大の2倍にすると210mmでの撮影も可能となります。
ただしこちらの機能はRAW撮影には使えないのは要注意です。

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ズームレンズは単に望遠撮影ができるだけでなく、ズームしておくと背景ボケの効果が増します

SEL24105GはF値4.0通しのレンズですが、105mmまでズームすると以下のように玉ボケを作ることができます。
どうやら105mmF4.0は70mmF2.8よりも被写界深度が浅いらしいので、工夫次第で単焦点レンズや大口径レンズにも劣らない作品を撮ることもできるかもしれませんね。

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最短撮影距離は0.38mとやや距離が必要ですが、高倍率のおかげで最大撮影倍率は約0.31倍FEレンズ群の中では高めの数値になっており、被写体を大きく写すのにも向いています。


散歩撮りが多い自分には軽量レンズが向いていると判断しBatis2/25を買ったわけですが、25mmだと画角が広すぎて作品的な写真を撮るのには苦労していました。

ここ数年は単焦点レンズばかりで撮影をしていたのですが、ズームレンズはやっぱり便利ですね。
開放F値が4.0なのは単焦点レンズに劣る点ですが、フルサイズセンサー搭載かつ高感度に優れたα7 IIIに使用すれば暗所でも手持ちで十分撮影できます

SEL24105Gの欠点は、重さや値段の高さよりも入手の困難さが一番かもしれません。
昨年11月末に発売された頃はまだ多くの注目を集めていなかったと記憶していますが、α7 IIIが発表された頃から品切れとなる店舗が増えてきました。

FEレンズの標準ズームは他社製含めて他にも何本がラインナップされていますが、高画質と幅広い画角を両立したSEL24105Gが1本あるだけで風景からポートレートまで活躍できると思いますので、初めての1本としてもオススメです。

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