iPhone XSを使い始めてから1年が経ち、これまで使用していたケースが黄ばんできました。
この点はTPU素材のデメリットでもあります。
ケースも含めたiPhone XSのレビューはこちら
というわけで、ケースを買い替えることに。
iPhoneケースは種類が豊富なので悩みましたが、Apple純正のケースを使ったことがなかったので今回初めてレザータイプのものを購入しました。
パッケージの裏面には生産年月が印字されているのを発見。
1年前に登場した機種のケースですが、購入したものは今年の9月生産となっていました。
開封は上に力強く引っ張るだけです。
レザーケースが入っているだけのシンプルな梱包です。
カラーは「ミッドナイトブルー」にしました。
好みは茶色系なのですが、最近身の回りで同じ色が増えてきたので変えてみました。
また、革製品は経年によって変色する傾向がありますが、濃い色だとその変化は少ないと思います。
型押しされたAppleロゴが純正品の証です。
ケースを取り出すと、台紙に装着方法のイラストがあります。
レザーケース内側は起毛処理がされていてiPhone本体を保護してくれます。
”iPhone”の文言などが下部に刻印されていますが、装着したらほとんど見ることはないでしょう。
iPhone XSに装着させます。
ケースが結構固くて装着時はサイドボタンや音量ボタンが押される状態になるので、あらかじめ電源を切っておくと良いかもしれません。
前々から知ってはいましたが、装着させるとその精巧さに改めて感心します。
背面はカメラ部分を残して隙間なく覆われています。
それにより端末のカラーはパッと見で分からなくなってしまいましたが、カメラ部分の縁をよく見れば一応ゴールドだと分かります。
iPhone XSはiPhone Xと見た目はほぼ同じですがカメラの位置が少しだけ異なります。
そのため、サードパーティ製ケースのほとんどはカメラ部分を大きく開けて両機種共通として販売されており、隙間ができているのが一般的です。
この純正レザーケースはiPhone XS専用になっており、iPhone Xでは使用できません。
その分、カメラ部分にも余計な隙間がありません。
最近のiPhoneはカメラ部分だけ出っ張っているのが残念ではありますが、ケースを装着するとカメラ部分が凹んだ位置になるので、こちらを下側にして置いてもぐらつかないのに加え保護もできるのもこのケースの特長です。
側面の中で下側だけは大きく開いています。
完全に保護されないというデメリットがある一方で、ケース未装着時と同様にコネクタの大きさを問わずどのLightningケーブルでも使用できるようになっています。
この箇所でも端末のカラーを確認できます。
(個人的にはゴールドと濃い青との相性は良いと思っているので、もう少しコントラストを楽しみたかったところですが…。)
また、自分はディスプレイに画面端まで覆うタイプのガラスフィルムを貼っています。
このタイプのフィルムの場合、ケースによっては側面が干渉して装着できないものもあります。
この点が気がかりでしたが、純正レザーケースは干渉することなく装着できました。
しかもこの状態でもケースの方がわずかに高さがあるため、こちら側を下にして置いてもディスプレイに傷が付きにくくなっています。
サイドボタンと音量ボタンの箇所は別途アルミ製パーツが採用されており、押し心地はとても良好です。
音量ボタン横にあるサイレントスイッチは穴が開けられていますが、小さいので指を起こして爪の先で切り替えなければいけません。
誤操作は減りますが、片手で扱いにくくなってしまいました。
もちろんケースを装着した状態でもワイヤレス充電が可能です。
購入からすでに数週間使っていますが、革の手触りが良くて気に入りました。
特に寒いこの時期は金属のひんやりとした感じがなくなり、手が冷たくならないのもレザーケースのメリットでしょう。
また、iPhone XSは長時間使用するなどして端末に処理負荷がかかるとカメラ部分に熱が生じて持っていると熱く感じるのですが、それもこのレザーケースで緩和されています。
一方で、革素材のため水には弱くiPhone XSの防水性能は活かせません。
ケース自体が結構固いので頻繁に着け外しするのは難しく、この点は割り切らなければならないでしょう。
純正品故の短所として、5,000円を超える価格設定は少々お高めで、サードパーティ製であればその半額でもレザーケースの選択肢は数多くあります。
個人的にはアルミパーツのボタンによる操作性の向上もそうですが、純正品という満足感で差額を埋められるかが判断基準かなと思っています。
耐衝撃ケースなどとは異なりレザーケースは丁寧に取り扱う必要がありますが、その分高級感があります。
iPad Pro用レザーカバー共々大事に使っていきたいです。