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自分初のSIMフリー「iPhone 12 Pro」購入レビュー §1 買い方編

iPhone

先日「iPhone 12 Pro」を購入しました。
しかも今回は自分にとって初めてのSIMフリー端末です。
事前にApple Storeで予約しておりました。


「iPhone 12 Pro」購入レビュー第1回目は、SIMフリーで購入するメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。

注意:今回ご紹介させていただくのは自分の利用範囲内での話が中心になります。
特に料金に関しては契約状況や買い方によって変動しますが、細かく述べていると長くなってしまいますので割愛していることをご了承ください。

Apple Storeの方が安く買える

まずはメリットから。
ドコモショップではなくApple Storeで購入した最大の動機がこれです。

発売日時点Apple StoreでのiPhone 12 Proの価格


自分が購入した容量256GBで比較すると、Apple Storeでは129,580円(税込)なのに対し、ドコモショップでは142,560円(税込)と1万3千円ほど高くなっています。
他の容量でもほぼほぼこの価格差になっています。

ざっくりとした背景としては、電気通信事業法の改正によってキャリア独自の端末割引というのがなくなっていることが影響しています。
MNPだと2万円ほど割引があるようですが、ドコモを継続利用している自分には関係のない話です。


ちなみにドコモでは「スマホおかえしプログラム」というものを利用することで同じくiPhone 12 Proの256GBの機種変更での負担額を95,040円(税込)まで抑えることができるので、ショップによってはこの金額を表示しているところもあるかと思いますが、どういう割引なのか理解しておく必要があるでしょう。

「スマホおかえしプログラム」はその名の通り端末を返却することで受けられるサービスです。
返却をするのが何ヶ月目かによっても割引額が変わるのですが、最大額を得られるのは24ヶ月目ちょうどの時だけなのでそこで機種変更する必要があります。
3年以上同じ端末を使う場合には割引は一切発生しません


上手く利用すれば安く手に入ると思いますが、そのためにはプログラムの内容を把握しておく必要がある点はご注意ください。


だとすると、上記プログラムを利用せずとも機種変更したタイミングで古い機種を中古ショップで買い取ってもらったり、下取りサービスを行っているのであればそちらを利用する手もあります。

Apple Storeでは下取りも実施
価格はiPhone 12 Pro発売日時点のもの


この点も考慮してしまうと、機種変更のタイミングや旧機種をどうするかによっても変わるので、どちらが安いのかは一概に言えなくなってしまいます。
しかしながら、Apple Storeで購入した方が余計な縛りもなく、元の販売価格も安いのは事実です。

自分の場合は「スマホおかえしプログラム」を利用する気がなかったのでこの辺の抵抗感はありませんでした。


一方で、SIMフリーで購入するデメリットも存在します。
特に今回は初めての5G端末なので避けて通れない問題が発生します。

安心を求めるならドコモショップも有り

こちらも長くなるので先に結論を述べると、デメリットは「5Gプラン切り替え手続きが必要(そして手数料が発生)」と「補償サービスの違い(主に加入できる期間とサービスを受けられる回数)」です。


まず1つめのデメリットについて。

今回は初めて5G端末への機種変更となります。
ドコモでは5G端末には専用の料金プランが設けられており、5G端末を使う場合は基本的にそちらのプランへ変更する必要があるのです。

そこで厄介なのが、現時点ではSIMフリー端末の場合は5G端末であるかどうかショップの店員さんが端末を見て確認するためにドコモショップ店頭へ直接足を運ばないといけないのです。

加えて5Gへの切り替えの場合は正式には契約変更ということになり、手数料として3,300円(税込)が発生します。
この手数料はドコモオンラインショップで端末購入と一緒に手続きすると無料になるのですが、先述の通りSIMフリー端末の持ち込みは店頭での手続きとなるので費用が必ず発生します。

つまりApple Storeで約1万3千円安く手に入れても、その価格差は約1万円に縮まってしまいます。

既に5Gプランを利用されている方には変更手続きも費用も発生しない話ですが、現時点でそういった方は極々少数でしょう。


ちなみに、5Gプランへ切り替えずに今まで使っているSIMカードを5G端末に差して使うとどうなるかですが、現在ドコモの公式アナウンスとしては「動作保証をしない」ということになっています。

つまり使えなくはありませんが自己責任ということになります。

自分はApple Storeで購入した日にドコモショップへ行けず、数日間5Gプランに切り替えずiPhone 12 Proを使っていましたが、通話も通信も問題なく使えていました

5Gが使えるエリアがまだまだ限られているので、料金プランを変えていないために5Gが使えないという点は現時点でそれほどのデメリットではありませんが、動作保証をしていない使い方ということは頭に入れておかなければいけません。


2つめのデメリットについては、人によって受け止め方が異なるかもしれません。

Apple Storeでは保証プランとして「AppleCare+ for iPhone」「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」が提供されています。
これらはどちらも保証期間は2年までとなっています。


一方、ドコモでは「AppleCare+ for iPhone」に加えて「ケータイ補償サービス」が提供されています。
「ケータイ補償サービス」は月額料金を支払う仕組みで、保証期間に上限は設けられていません
月額料金は機種ごとに異なっており、iPhone 12 Proは1,100円(税込)です。

端末価格の高騰により1つの機種を長く使用される方も増えていると思います。
2年以上使うことを最初から考えている場合は「ケータイ補償サービス」の方が安心感があると思います


料金については、同じ盗難・紛失に対応したプランで比較すると、Apple Storeで加入できる「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」が27,280円(税込)となっているので、2年間の支払い総額で比較するとドコモの「ケータイ補償サービス」の方がやや安いです。
ちなみにドコモでの購入であっても、盗難・紛失には対応”していない”方の「AppleCare+ for iPhone」には加入できますが、月額にして1,045円(税込)なのでだったら個人的には「ケータイ補償サービス」の方が良いかなと思っています。

また、もし修理となった場合、「ケータイ補償サービス」では交換機を貸し出してくれますが、「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」にはそれがありません

サービスを受けられるのは、「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」は2年間で2回までなのに対し「ケータイ補償サービス」は1年間に2回までと、こちらも「ケータイ補償サービス」の方が手厚くなっています。


AppleCare+の利点としては、バッテリー性能が80%以下なら無償交換とか、キャリアを変更してもサービスを維持できるなどあるにはありますが、補償期間とサービスを受けられる回数を考えると「ケータイ補償サービス」の方がより安心かもしれません


つまりドコモショップで購入すれば一緒に5Gプランへ変更をしてくれますし、補償サービスは期間に上限のないサービスが用意されているという安心感があります。
さらにオンラインショップで手続きすれば5Gプランへの手数料が無料になる(SIMフリーでは料金が必ず発生する)ので、初めての5G端末だけはドコモショップでという選択肢も十分考えられるのではないでしょうか。

自己責任ながらニッチなメリットがもう1点

デメリットの項目で料金プランの変更が必要だと述べました。
この点も人によっては注意が必要です。

ドコモでは5G端末用料金プランとして「5Gギガホ」と「5Gギガライト」が提供されています。


自分は端末割引が終了した10月に料金プランを「ギガライト」に移行したばかりで、かつ料金の支払いをdカードにしているので、料金体系そのままで「5Gギガライト」が利用できます
なのでプラン変更に抵抗はなかったのですが、全ての人がそうとはいきません。

これも細かな点を挙げていると切りがないので最もお伝えしたい点だけに絞ります。

それは、料金プランが「ギガホ」または「ギガライト」ではなく、かつ端末購入割引を受けている最中だという方にとっては、料金体系が変わると同時に端末割引は終了してしまうという点です。

そういった方にとっては、「端末割引が途中で終了してでも5G端末に機種変更」「端末割引が終了するまでは機種変更しない」という選択があるわけですが、SIMフリー端末を購入するともう1つの選択肢が出てきます。

それが「端末割引が終了するまで5G料金プランに変更せずに新端末を使う」というものです。

ドコモショップで購入する場合は強制的に5Gプランに切り替えられてしまいますが、SIMフリーだとそのタイミングを自分で決められるわけです。

ただし繰り返しになりますが、ドコモが動作保証をしていないのでその間は自己責任での使用となることは十分ご承知ください

でも実はそんなに変わらない?

ところで、SIMロック端末は条件を満たせば後日このロックを解除することができます
細かな条件は公式サイトをご参照ください。


この「SIMロック解除端末」は厳密には「SIMフリー端末」と同じものではありません
Android端末だと周波数の違いによってSIMロック解除したとしても別のキャリアでは利用できないケースがあります。
また、キャリアのロゴが端末に入っているものは当然SIMロックを解除してもそのままです。

しかしながら近年のiPhoneではSIMロックを解除した端末はSIMフリー端末と全く同じものだそうです。
端末の型番も元々同じものを後からキャリアごとにロックをかけている状態です。
日本国内で利用するということで考えると「SIMロック解除端末」=「SIMフリー端末」と考えても構わないかもしれません。


価格も保証内容も大きく異なるわけではありませんし、自分自身こうしてまとめてみると正直どっちで購入しても構わなかったなと感じているところです(汗)


以上、Apple Storeで購入する際のメリットとデメリットでした。

どちらで買った方がメリットが大きいかは個々人で異なると思います。
今回の記事が少しでもその判断のお役に立てれば幸いです。


さて、次回はiPhone 12 Proを開封していきます。
iPhone XSから良くなった点もあれば悪くなった点もありますし、XSから変わってなくて改善を期待したい点もあるのですが、それでも今のところは概ね満足しております。

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