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高いだけのことはある 「ブレイデッドソロループ」購入レビュー

Apple Watch

ゴールドステンレスケースのApple Watch Series 7とリンクブレスレットを手に入れ、仕事中はいつもこの組み合わせで運用しています。



一方、睡眠時やプライベートで気軽に装着したい時、今まではSeries 4に付属していたスポーツループを使っていました。

面ファスナーで固定する「スポーツループ」



ところがそのスポーツループも3年使用していたのでかなり色褪せてきたのもあって、前々から気になっていたバンドを購入することにしました。
それが「ブレイデッドソロループ」です。

Series 6と同時に登場した留め具が一切無いバンド
シンプルだけどそれ故にサイズ選択が重要で、Apple Storeの店舗に行ける方は試着されることをオススメしますし、店舗に行けない方にはこのレビューで少しでも参考になれば幸いです。

シリコンゴムっぽい「ソロループ」に比べて2倍近く高額の「ブレイデッドソロループ」ですが、肌触りと通気性が良くApple Watchの重みが感じにくいのでずっと装着していられる利便性の高いバンドです。



ソロループやブレイデッドソロループはバンド自体に長さを調節するための機構はないのでサイズ選びが重要になります。
しかもそのサイズは9種類もあります。

そして購入できるのはApple Store(店舗/Web)に限られているので、Apple Storeの店舗に行かないと試着をすることができないのが厄介です。
41mm/45mmの本体にそれぞれ9サイズあるのに加えて今のところはシーズン毎にラインナップカラーが入れ替わっているので在庫管理は大変そうです。
その辺がApple Storeでしか買えない所以でしょうか。

どのサイズが適しているかは、Appleのサイトからサイズ計測の用紙を印刷して測定したり巻き尺を使う方法があります。
自分が計測用紙で測ってみたところ、力を入れずに巻くと「サイズ5」で、しっかりキツめに巻くと「サイズ4と5のボーダーライン」という結果になりました。

キツく巻いて4に届くかというところ



方法を変えて今度は巻き尺で長さを測ったところ、最大限にキツく巻いて15.0cm。
その情報を入力すると「サイズ4か5(オススメは4)」と出ます。
少し余裕を持たせて15.1cmにすると「サイズ5」になります。

ちなみに45mm用のバンドはサイズ4が一番小さいので、自分よりも腕が細い(15cm未満)の方はサイズ1〜3が選べる41mmの本体を選ぶか、既に44mmや45mmをお使いの場合は諦めるしかありません。
同様にサイズ10〜12は41mmにはラインナップにありません
ここもソロループやブレイデッドソロループを購入する際の注意点です。



ソロループ/ブレイデッドソロループ共に伸縮性のある素材が使われていますし、バンドが緩いとすぐにロックがかかってしまう恐れがあるので、小さめを推奨されているレビューをよく見かけるので自分の場合はサイズ4かなと思いながらもここはちゃんと計測してもらうか試着をしたいところです。

幸い自分はApple心斎橋に行ける範囲には住んではいるのですが、購入当時はまだコロナ禍による緊急事態宣言明けて間もない10月下旬だったので入店制限が厳しく、修理であれば来店予約ができましたが、予約なしで店頭に行っても入店までかなり待つことになるようです。


そこでふと思ったのが、もう購入するのは決めていたので、店頭受け取りにしておいてそこで計測してもらおうという方法。
Web上での購入でも返品・交換はできるので、だったら店頭でもできるんじゃないかと思ったわけです。

というわけで、一旦サイズ4で購入しApple心斎橋で受け取ることに。

店舗に着いて予約内容の確認時に「サイズ4で買ったのですが一応試着させてもらうことってできますか?」と尋ねたところ「もちろん大丈夫よ」と言ってもらえたので一安心。

10分ほど列に並んで待ち、入店して担当してもらうスタッフさんに再度その旨を伝えるとまずは計測をすることに。
店舗には計測用の巻き尺があるという情報も事前に見ていたのですが、当日はスタッフさんが持っている専用のiPhoneに手をかざして測定するという方法でした。
ただこの時は上手くいかずサイズ1と表示されてしまったので、事前に測定していた候補のサイズ4と5の現物を試着させてもらいました。

その結果、サイズ4は締め付けられている感じもなくジャストフィット。一方、サイズ5は多少緩くて腕を振ったらApple Watchが結構動いたので、サイズ4のままで受け取ることにしました。
どうやら店頭に在庫があればその場で交換対応をしてもらえるみたいなので、事前に候補のサイズ全ての在庫状況をチェックしておくとその後の手続きがスムーズになると思います

色々と試着させてもらいました



ついでに家電量販店では展示をされていなくて現物を見れていなかったレザーリンクも試着させてもらいました。
レザーと言えば茶系が好きな自分ですが、現在ラインナップされている「ゴールデンブラウン」はちょっと明る過ぎて自分の好みとは少し違っていました。
しかしその色味やレザーリンクの構造などを確認できたことは大変ありがたかったです。


商品を受け取って無事帰宅。
だいぶ前置きが長くなりましたが、ここからブレイデッドソロループのレビューです。



ソロループとブレイデッドソロループは、正式にはSeries 4以降のApple Watchに対応しており、パッケージにもその記述がありました。
Series 3以前とはApple Watchとバンドを接続している角度が少し違うために装着感がやや異なるためらしいのですが、装着すること自体は可能ですし使用もできるようです。

公式にはSeries 4以降に対応



自分にとってApple Watchのバンドはここ1ヶ月ちょっとでリンクブレスレットとスポーツバンドに続いて3本目。
同じような開封を3度もやってますw



ブレイデッドソロループはバンドを取り出すためのタグがあって、そこを引っ張って取り出す構造になっていました。



カラーは「アビスブルー」を選びました。
ややくすんだ感じの青といったところです。
Apple Watch本体はゴールドステンレスを使っており、個人的にはゴールドに濃い青も相性が良いと思ってます。
丸洗いはできるものの、その質感故に経年劣化で黒ずんでいきそうなのでその点でも濃いめの色にしたかったのです。

バンドはシリコン製の糸が織り込まれた柔らかい質感
「ブレイデッド(braided)」とは「編んだ」という意味で、バンドを引っ張るとちゃんと糸が編み込まれているのが確認できます。
隙間があるおかげで通気性に優れています

横に引っ張ると隙間が見えます



また、とても柔らかく軽量なので運動時にも向いていると思います。

クルッと丸めることも可能



Apple Watchと接続する金属部分(エンドピース)には「45mm」用とバンドのサイズを示す「4」がプリントされています。
ちなみに反対側は「Assembled in China」となっています。



バンドに上下(12時側/6時側)の区別はありませんが、表裏に関してはエンドピースに金属のタブがある方が裏面になります。
ブレイデッドソロループは判別できるのがこの1ヶ所しかないので要注意ですが、最悪反対に装着してもロックされなくなるだけで、取り外せなくなるということはありません。



純正バンドはApple Watch本体とピッタリと繋がっている精巧さが特長ですが、ブレイデッドソロループのエンドピース部分は若干短くなっているのは少し残念なところ。
しかしエンドピース部分の端まで編み込みの糸が広がっている丁寧さもあります。
おかげでシルバーのエンドピースはほとんど隠れるので、この部分とApple Watch本体とのカラーの違いを気にする必要はありません。



装着はバンドを広げてそこに手を通すだけ。
最初は購入したばかりだからか試着した時よりもキツく感じましたが、それでも締め付けられている感じはありません。

ちなみに文字盤のカラーにも「アビスブルー」というのはあるのですが、バンドの色よりやや薄く感じたので自分は「ネイビーブルー」を設定しています。

「ネイビーブルー」での文字盤



使っていくうちに最初の頃のキツさは徐々に感じなくなっていますが、それでもバンドを外すと跡は残ります



装着感は快適の一言
肌触りは良いし、留め具やバックルがないのでタイピング時に机やノートPCにバンドが当たっても気になりません
Apple Watch本体がステンレスケースなのでアルミケースよりも重量があるわけですが、バンドが軽量なおかげで重さもそれほど感じることはないです。
通気性が良いので睡眠時の使用にも向いています

自分は仕事時だけリンクブレスレットに変えていますが、それ以外の時間はブレイデッドソロループを使うようになりました



とても優れているバンドだけあって価格はお高め
ソロループはスポーツバンドやスポーツループと同じ税込5,280円なのに対して、ブレイデッドソロループは税込10,780円と2倍以上
ただしソロループは使っていくうちにバンドのゴムがテカってくるようで、やはりブレイデッドソロループの方が品質は高そうです。
スポーツループは安価な上にナイロン製で肌触りが良いのですが、折り返して面ファスナーで留めるという構造なのが安っぽく見えてしまうのが残念です。

同じ価格帯の純正バンドにはミラネーゼループとレザーリンクがありますが、どちらもマグネットで固定するという構造のためApple Watchのコンパス機能に干渉してしまいます。
その点でも個人的にはブレイデッドソロループの方が好みです。


使い勝手の良いバンドではあるものの、しっかり水に濡れる状況にはやや不向きな印象があります。
ブレイデッドソロループは水を吸収する材質なので乾くまでに時間がかかります
例えば入浴中に着けていると風呂上がり後もずっと半乾きのまま過ごさないといけないということになってしまいます。
他には水泳だったり、汚れやすい場所で使う時もサッと洗い流せるソロループやスポーツバンドの方が適しているでしょう。

それとやはりフォーマルなシーンには違和感があるかもしれません
ここは金属やレザーのバンドの方が良さそうですね。

撥水性に優れた「スポーツバンド」



とにかくサイズ選びと価格がネックなブレイデッドソロループ
サイズ選びは、キツく巻いて計測したサイズでちょうど良いくらいだと思います。
自分も購入前はサイズに悩んでいましたが、適正なサイズを手に入れることができた今ではとても満足度は高いです。

使っていくうちにバンドが伸びたりといった経年劣化に関しては、他の方々のレビューを拝見する限り過度な心配は不要みたいですが、ここは自分も留意しておこうと思います。

リンクブレスレット/スポーツバンド/ブレイデッドソロループの3本のバンドが手元にあるわけですが、それぞれ得意な役割があるので上手く使い分けながら今後もApple Watchを愛用していきたいです。

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