※この記事は旧ブログ「1丁目6番地7号」での掲載内容を一部編集したものです
今回は「Apple Watch Series 4」の購入レビューの後編。
「仕様編」ということで、今日まで使っていて便利だと感じた点を挙げていきます。
使い始めて2週間ほど経過しましたが、iPhoneだけでなくAirPodsやMacも持っているとさらに便利になるアイテムです。
1.ハードウェアの進化
Series4は先代と比べてベゼルが細くなってケース自体も薄くなりました。
表示画面の拡大は情報量の拡大に繋がり、文字盤に多くの情報を表示させても見づらく感じていません。
ちなみにスクリーンショットの撮影方法はデジタルクラウンとサイドボタンの同時押し。
iPhone側にデータが送られます。
背景が黒い場合は目立ちませんが、ディスプレイの表示通り四隅は丸くカットされています。
Apple Watchはほとんどの表示が黒背景なので普段は気になりませんが、写真を表示する時などに確認できます。
ノッチ(切り欠き)部分も埋めて撮影するiPhone XSなどとは異なる仕様ですね。
ケース横にあるデジタルクラウンも薄くなりました。
これまではデジタルクラウンが分厚いためか、手の甲で意図せず押してしまう恐れがあったみたいですが、自分はそのような場面には遭遇していません。
このデジタルクラウン問題の解決として、表示画面を反転させてデジタルクラウンを左側にすることも可能なのを知りました。
しかし右手親指で押しやすくなるしと自分も一度は設定してみたんですが、見た目がイマイチだったので戻しました…。
2.アクティビティ
Apple Watchには運動量を計測できる機能も搭載されていますが、普段からランニングなどの運動を意識的にしていない自分は当初興味がありませんでした。
ところが「アクティビティ」というアプリがなかなか優れていて、ほぼ毎日記録するようになりました。
カロリー消費量を計る「ムーブ」、運動量を計る「エクササイズ」、1時間ごとに体を動かす「スタンド」の3つで目標達成を目指します。
激しい運動は求められず、かと言って適度に動かないと達成できない絶妙な目標です。
それぞれ達成するとリングが完成。
iPhone側の「アクティビティ」アプリでは、毎日の状況をカレンダーで確認することができます。
アクティビティを始めてからは歩き回ることが苦にならず、ついつい余計に歩くこともあります。
また、集中して運動する場合には「ワークアウト」というアプリで記録ができます。
この「ワークアウト」も優れていて、一定時間運動していると判断するとApple Watchに通知が来ます。
そこで「ワークアウト」を起動すれば、時間を遡って適用してくれます。
運動を終えたと判断した場合も同様に通知が来ます。
運動を記録するアプリって必ず起動しておかないといけませんし、振り返ってみると結構運動していたなんて場面もあって自分は結局続けられませんでした。
どこまで正確に適用されるかは不明ですが、それでも非常に便利な機能でしょう。
そして運動した経路も記録されるので後から確認するのが楽しいです。
3.Apple製品がもっと便利に
実はApple Watchを買おうと思ったのは昨年購入したAirPodsが一番のきっかけでした。
左右独立型のイヤフォンによってケーブルに縛られる生活を脱するのは快適だと気付いたわけですが、一方で手元に操作ができるものがなくなったのは不便なのも事実です。
曲送りや一時停止はAirPodsをダブルタップしたり外すと機能するように設定もできますが、音量調節をする方法は現時点でありません。
それが手元で操作できるので、結果的にAirPodsの利便性も使用頻度も高まりました。
もう1点、他のApple製品と連携できて便利なのが、Apple Watchを装着しておけばMacのロック解除画面をスキップできる機能です。
注意点としては、Apple Watch側でパスコードを設定しておく必要があり、手首検出機能をオンにしていてApple Watchを外しているとApple Watch側がロックされているので機能しません。
ですので、自宅よりも外出先でMacBookを使うなんてシーンで重宝しそうですね。
このように他のApple製品があるとさらに便利なApple Watchではありますが、あくまでiPhoneのアクセサリの一種と考えた方が良いです。
なんせiPhoneがなければ最初の設定ができませんから。
Apple WatchのデータバックアップもiPhone側で一緒に行います。
iPhoneの「Watch」アプリの内容が即Apple Watchに反映される仕組みなので、「Watch」アプリのバックアップという方が正確かもしれません。
先日iPhone XSを早々に新品交換してもらったわけですが、その際にApple Watchのペアリング解除を忘れてしまいました。
こうなるとApple Watchを初期化する以外に選択肢はないようで、バックアップを取ってから再度ペアリングし直すまでのアクティビティログ情報は消えてしまいました…。
修理に出す際は要注意です。
4.その他にも色々と
基本的な点に戻りますが、iPhoneの通知が確認できるのはやっぱり便利です。
自分はiPhoneをズボンのポケットに入れていますが、それでも歩いていると気付かないことがあります。
モバイルバッテリーを使って充電する時はカバンに入れているのでなおさらです。
動作面に関しては不満なく軽快に使えています。
自分はまだ利用していませんが、Apple Payで決済も試してみたいと思っています。
気になった点にも触れておきます。
ケースがスリムになったとは言っても一般的な腕時計より厚みがあるからか、家の中でも着けているからなのか、ケースを机や壁に当ててしまいそうになります。
というわけで画面保護フィルムを貼りたいのですが、ケースの薄型化に伴って既存42mmのものだと使えないのもありそうで、また44mm用のラインナップがまだ少ないので毎日気を付けながら使ってます(汗)
ベゼルが細くなったのは素晴らしい一方、その影響で側面を触ったつもりがディスプレイが反応してしまうことが何度かありました。
現時点での不満はそんなくらいでしょうか。
ちなみに、アプリの一覧画面は並び替えができます。
初期の状態だと分かりづらかったんで、自分は大まかな機能ごとで放物状に配置してみました。
自由に配置できるわけではなく独特のルールがあるみたいで、あっちを動かすと意図せずこっちが動いて…と1時間くらい作業してました(汗)
自分にとっては新しい製品なのもあって、本レビューでは雑多に項目を挙げていきましたが総じて満足度は高く、今後もiPhoneを使っている限りはApple Watchも買い替えていきたいと思ってるくらいです。
もっと早く手に入れておけば良かったとも思いつつ、ハードウェアの進化はSeries4だからこそ得られる満足なので、手に入れるべき時に入れられたと解釈していますw