「iPhone 14 Pro」を購入しました。
これまで使っていたのはiPhone 12 Proで、2年ほど使っていました。
発表前のリーク段階でディスプレイの切り欠き(ノッチ)がパンチホールになると噂されていたのですが、個人的には面積がどれくらいであっても画面に欠けている箇所があるのは好みではありませんし、円安の影響を受けて最近のApple製品は既存のもの含め価格が高騰しているので、買い替える気はあまり起きていませんでした。
しかし、正式発表された内容を見て一気に気が変わってしまいました。
それが「Dynamic Island」と「常時表示に対応したディスプレイ」です。
その辺も交えながら外観と使用感をレビューしていきます。
WebのApple Storeは予約が開始された直後はアクセスしにくい状態が続いていましたが、自分は運良く発売日到着分を確保することができました。
そして無事届きましたので、まずは開封をしていきます。
12Proは黒を基調としたパッケージでしたが、一転して14Proでは白ベースのパッケージに変わりました。
また、環境への配慮から透明なプラスチックの包装がなくなっています。
箱を開けるとまずiPhone本体が出てきますが、カメラが飛び出しているため背面を表向きに収納されています。
本体の下にLightningケーブルや説明書類の用紙が入っています。
収納方法や付属品は12Proとあまり変わっていません。
続いては保護ガラスを貼ります。
今回購入したのは「NIPPON GLASS 全面保護 超透明」。
12ProでNIPPON GLASSの保護ガラスを使っていて満足だったので、同じメーカーのものを選びました。
12Pro用は「貼るピタX」というツールが同梱されていて、簡単に位置合わせをして貼り付けることができました。
それが14Pro用には「貼るピタMAX」にバージョンアップ。
iPhone本体を横から入れて、指示された通りにフィルムを剥がすことでホコリを取る作業も含まれるようになりました。
手順通りに進めるだけで簡単かつ綺麗に貼り付けができました。
画面の端まで覆うタイプの保護ガラスなので一体感が抜群です。
更にこの保護ガラスはコーティングのおかげで指の滑りがとてもスムーズ。
そして光沢タイプにも関わらず指紋が付きにくく、付いても拭き取りやすいです。
今度は本体周りを見ていきます。
自分は14Pro/12Pro共にゴールドを選びました。
背面ガラスの色味はほぼ同じように見えますが、光を強く当てると14Proの方は黄色が強めで12Proの方はやや赤みがかった色になります。
側面のステンレスも一見同じ色味ですが、並べてみると14Proの方が黄色が薄くややシルバー寄りに見えます。
それと、気のせいかもしれませんが14Proの方が指紋が付きやすく拭き取りにくく感じました。
12ProのゴールドはPVDコーティングが施されているのですが、14Proの仕様を確認してもそれに関する記述が見つかりません。
なので、もしかするとPVDコーティングがされておらず、そのせいなのかもしれません。
カメラに関してはどちらもレンズが3つ搭載されていますが、大きさは全く異なります。
12Proでもレンズが飛び出しているのが気になっていましたが、14Proではもっと遠慮がなくなりました。
自分はiPhoneを、6s→XS→12Pro→14Proと買い換えてきましたが、どんどんカメラ部分の主張が激しくなっています。
まぁ機能の向上を考えると仕方ない面もありますが…。
一通り見終えたところで電源投入。
引き継ぎは、今まで使っていたiPhoneを近くに置いておくと自動的に検知されるので、古い端末に表示された模様を新しい端末のカメラで読み取ればデータ移行が開始されます。
アプリやケーブルを用意することなく簡単に環境を引き継げるのはさすがAppleと言ったところでしょうか。
というわけで無事引き継ぎも終えて既に数日使用しています。
今のところ一番便利に感じているのは常時表示ディスプレイです。
iOS16からロック画面のカスタマイズができるようになりましたが、ディスプレイが消灯している状態だとロック画面を見るシーンはほとんどないと思います。
なのでこの機能を活かせられるのはiPhone 14 Proだからこそと言えるでしょう。
ただしロック画面に配置できる場所やアプリの種類はまだまだ限定的で今後のアップデートに期待したいです。
Apple Watchでの運動量を記録できる「アクティビティ」のウィジェットは常時表示の状態だとリングの進捗具合が確認できないのは勿体無く感じます。
明るさに関しては壁紙を十分認識できるくらいの視認性です。
それでもバッテリーの持ちに関しては12Proと変わらないくらいの体感で、毎日充電しておけば問題ないかと思います。
Dynamic Islandもまだまだこれからと言った感じがしました。
インカメラやセンサーで画面の欠けている部分が通知に合わせて大きさが変わることでデメリットを上手く隠した新機能ですが、全ての通知がこの部分に表示されるわけではありませんし、動画鑑賞やゲームで全画面表示するとやはり欠けている部分は気になるものです。
カメラの出っ張りに関しては普段あまり見ない箇所と言えばそうなのですが、テーブルに置いて操作しようとするとかなりガタガタします。
薄型のケースだとその厚みよりも出っ張っているくらいです。
こうなるとレンズを傷付けないか心配ですが、レンズ面にはサファイアガラスが採用されているようです。
サファイアガラスはApple Watchのステンレスやチタンケースのディスプレイに使われており、傷に強い特長があります。
なのでここには保護フィルムは不要かなと思っています。
出っ張っている分カメラ機能は向上しているわけですが、ここはまだ正直体感しきれていません。
センサーサイズアップで暗所に強くなったり、メインカメラは48メガピクセルへ上がったり、動画の手ぶれ補正が更に強化されているので、出かけた時には積極的に使おうと思います。
最近はこの出っ張りを逆手に取って(?)、片手持ちする時は人差し指をレンズの縁に当てて安定させています。
気になるところもある14Proですが、総じて満足度は高いです。
元々12Proも高級感のある見た目やゴールドの色味、身の回りにApple製品が増えたことによる使い勝手の良さに満足しており、そこに常時表示画面が加わったことで更に満足度が上がりました。
加えて、ディスプレイに貼った保護ガラスも気に入っています。
12Proを購入した当初はまだマスクを着けた状態でのFace IDに非対応でした。
それがソフトウェアアップデートで追加されたように、Dynamic Islandや常時表示ウィジェットにも今後の進化に期待したいところです。
“無印”のiPhone 14(と14 Plus)は搭載されているチップが先代・iPhone 13 Proと同様のもの。
それでも十分高性能だとは思いますが、Dynamic Islandや常時表示画面にも非対応で機能差が目立ちます。
円安も手伝ってしまい高価ではありますが、個人的にはiPhone 14シリーズはProやPro Maxがオススメです。
ちなみに、今のところケース無しで使っています。
背面は磨りガラス状になっていて指紋が目立たないのと、MagSafeアクセサリに対応したケースはまだまだ選択肢が少ないので、12Proを使っていた終盤の頃からケースを外しています。
将来的にはまたケースを装着するかもしれませんが、ケース無しだと当然コンパクトですし側面のステンレスも眺められたりと、これはこれで気に入っています。