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見た目向上、機能充実 「AirPods Pro」購入レビュー

アクセサリ(Apple)

左右独立型イヤフォンとして、2年ほど前に「AirPods」を購入し、そしてつい先日「Powerbeats Pro」を購入したばかりですが、Appleから「AirPods Pro」が発売され、世間の注目度に押されてまた買ってしまいました(汗)

せっかく手元に揃っているのでAirPodsやPowerbeats Proとも比較しながらレビューします。


発売直後はどの店舗でも品切れだったのですが、Apple京都だと当日受け取りが可能だったので、今回はわざわざ京都まで遠征してきました。

Apple京都


あらかじめAppleのオンラインストアで注文し、店舗一覧からApple京都を選択して支払い手続きは完了。
当日受け取りが可能な場合、最短1時間ほどで商品受け取りのお知らせメールが届きます

メールにはQRコードが記載されており、それを店舗にて提示することになります。
また、メールのリンクからWalletアプリにそのQRコードを登録させておくこともできましたので、今回は普段あまり使用していないWalletアプリを利用してみました。

Walletアプリにカードが追加されます


店員さんにQRコードを読み取ってもらい、しばらく待つと商品を持ってきてくれます。
支払いはオンライン注文時に済ませているので商品を受け取るだけであっという間に終了。

ちなみに、これまでAirPodsを使っていて故障することがなかったこともあり、「AppleCare+ for ヘッドフォン」には加入しませんでした。


家に戻って開封していきます。

パッケージはAirPodsと同様にイヤフォン本体の画像がプリントされています。
AirPodsよりは少し大きいですが、Powerbeats Proと比べれば微々たるものです。


まずは透明フィルムを剥がしていきます。

量販店などで購入すると、この時点で返品・交換には応じてもらえない可能性があります。
自分は実際Powerbeats Pro購入時にヨドバシで言われました。

しかしAppleストアから購入しておくと、14日以内の返品・交換が可能だそうです。
(自分は対応してもらったことがないので詳細は不明ですが…)


箱を開けるとまずは取説類が出てきます。

今回もぬいもーずたちにお手伝いしてもらってますw


取説は、ペアリングや操作方法がイラストと短い文章で紹介されています。


それらの用紙を取り出すとAirPods Proが入った充電ケースがあり、さらにその下に付属品として充電ケーブルとイヤーチップがあります。


Lightning充電ケーブルのUSB側はUSB-Cタイプのものになっています。
今後は他の製品でもUSB-Aタイプからこちらへとシフトしていきそうですね。


充電ケースを取り出してiPhoneとペアリングをします。

方法はAirPodsやPowerbeats Pro同様にとても簡単。
あらかじめiPhoneのBluetoothをオンにしておけば、ケースを開けるだけでiPhoneにポップアップ表示が現れ、そこから”接続”をタップするだけです。

また、iPhoneとの接続が完了すればiCloudで同期されるので、iPadやMacへ再度ペアリング作業をする必要はありません


AirPods Proでは初回接続時に機能紹介や設定が加わっていました


そしてこちらがイヤフォン本体。
AirPods Proではアンテナ部分の少し凹んだところには感圧センサーがあり、ここを押し込むことで曲再生やノイズコントロールの操作をすることができます。

AirPodsではスピーカー部分をタップして操作しますが、強く叩くと耳に響いてしまうのが気になっていました。
その点、AirPods Proの方が操作性は良いと思います。


実際にAirPods Proを装着してみました。

AirPodsはアンテナ部分の棒が長くて”耳からうどん”と揶揄されていますが、AirPods Proは短くなったので見た目も多少改善されたと思います。
装着感も良好で、カナル型ということもあり頭を振ったくらいでは外れることはありません

AirPodsも外れやすいと思ったことはありませんでしたが、マスクを着け外しする際にアンテナ部分が当たって取れそうになったことがありました。
その心配もAirPods Proだと軽減されそうです。

感圧センサーを押しているところ


AirPods Proではノイズキャンセリングと外部音取り込み機能が搭載されています。

ノイズキャンセリングは周囲のノイズを軽減する機能。
外部音取り込みは、ノイズキャンセリングとは反対に周囲の音を聞こえやすくする機能。

また、これら機能をオフにすることも可能です。

設定画面からは、感圧センサーを押し続けるとノイズコントロールの切り替えかSiriの起動かを選択できます。
これは左右別々に設定できるので、両方の機能が使いたい場合も問題ありません。


ノイズコントロールの切り替えや確認はコントロールセンターからも呼び出せます


Macの場合はメニューバーに音量アイコンを表示させておけば、そこから切り替えが可能になります。


また、設定画面ではイヤーチップの装着状態をテストできるのもAirPodsやPowerbeats Proにはなかった項目です。

(画像左)きちんと装着した場合の画面
(画像右)少し緩めに装着した場合の画面


続いて、AirPodsやPowerbeats Proとも比較しながらもう少しハードウェア周りを見てみます。

充電ケースを並べるとPowerbeats Proの大きさが際立ちます
AirPods ProはAirPodsより一回り大きく、縦横の長さが違うので一目でどちらか判別できます。


充電ケースの後ろ側にボタンがあり、手動でペアリングする際に利用します。
また、この部分にQi規格ワイヤレス充電の受電部があります。


充電ケースの外側にステータスランプがあります。

ワイヤレス充電に対応していなかった第1世代AirPodsケースは蓋を開けたところにありましたが、ケーブルで充電する場合でもランプは外側にあった方が確認しやすいと思います。

AirPodsケースは蓋を開くと僅かな段差があって、そこにホコリが付着してしまうのですが、AirPods Proは平になっています。
まぁ隙間はあるので、どの道ホコリは混入するかもしれませんが…。


イヤフォン本体を並べてみると改めてAirPodsのアンテナ部分の長さが目立ちますね
AirPods Proを見慣れてしますと、「あれ?AirPodsってこんなにアンテナ長かったっけ?」と感じるほどです。

また、サイズは小さくなってもAirPods ProはIPX4等級の耐汗・耐水性能があります。
ちなみにPowerbeats Proも同等の機能がありますが、完全防水ではないので過信は禁物です。


イヤーチップはS/M/Lの3サイズが付属しており、Mサイズが初めからAirPods Proに装着されています。


それぞれのイヤーチップにもサイズが記されています。


このイヤーチップを交換しようと試みたところ、なかなか外れず悪戦苦闘。
力強く引っ張らないと取れないくらいしっかりと固定されています。


交換用のイヤーチップはすぐに外れたので、先にこちらを確認しておくと構造が理解しやすいかもしれません。


イヤーチップの形状はやや楕円状で、穴にはメッシュがあります。


Powerbeats Proにはフィット感が増すダブルフランジと呼ばれるタイプも同梱されています。
また3サイズを見てみると、Powerbeats Proの方が大きさの差がはっきりしています。

そしてPowerbeats Proのイヤーチップは一般的なタイプが採用されているので、汎用性が高くなっています。


音質について聴き比べをしたところ、まずカナル型という点でAirPodsよりも音質が良いのは、あまりこだわりのない自分でも分かりやすく実感できました。

Powerbeats Proとの違いはすぐとまではいきませんでしたが、何度も聴いているとPowerbeats Proの方が音がクリアで広がりがある感じがしました。

なので、Powerbeats Pro>AirPods Pro>>AirPodsといったところです。
音質に強いこだわりがなければAirPods Proでも十分だと思います。


またAirPods Proにのみノイズキャンセリングがあるので、騒音の多い場所では”聴こえやすい”という付加価値があります。

さらに、実際にAirPods Proを使ってみると外部音取り込みもとても便利です。
カナル型イヤフォンは装着した段階である程度外部の音は遮断されますが、外出時などで周りの音に注意が必要なシーンはよくあります。
その際にイヤフォンを外すことなく感圧センサーだけで切り替えらるので重宝しています。


気になる点としては、自分がまだノイズキャンセリングに慣れていないのか、長時間使用していると気分が悪くなる時が何度かありました。
調べてみるとノイズキャンセリングでそういう症状になるケースもあるみたいです。
ノイズキャンセリングをオフにすれば問題ないですし、それでも遮音性はあるので上手く調整しながら使っていきたいです。


価格についてはAirPods Proが税別27,800円

AirPodsは、ワイヤレス充電対応ケース同梱の第2世代は税別22,800円。第1世代は税別17,800円となっています。

カナル型になったことによる装着感や音質の向上、そしてノイズコントロールや耐水性能といった機能が5千円で加わることを考えると、自分としては第2世代AirPodsよりもAirPods Proをオススメします。

一方で価格重視の場合は、ワイヤレス充電に非対応のタイプで構わないと思います


Powerbeats Proは税別24,800円

3千円高い分、AirPods Proにはノイズコントロール機能やワイヤレス充電ケースが付属していますが、先述の通り音質は下がることになります。

個人によってこれらの評価が変わりそうなところですが、どちらか1つだけを選ぶとしたらAirPods Proの方が良いかもしれません

その最大の理由が充電ケースを含めたサイズです。
Powerbeats Proを使って数ヶ月になりますが、充電ケースが大きいので荷物の少ない時には特に困っています。
AirPods Proの充電ケースならば胸ポケットにも入るので気軽に持ち出せます。
イヤフォンは「小さいが正義」かなと思っています。


ただ、Powerbeats Proは音質だけでなく音量ボタンが搭載されているのも便利です。
Apple Watchでも音量調整はできるのですが、厚着をしていると腕から出す手間があったりそもそも家の中では外していることもあるのでよくこのボタンを使っています。

加えて、曲操作もAirPods Proの感圧センサーよりもPowerbeats Proの物理ボタンの方が大きさも相まって押しやすいです。

カラーが4色展開なのもPowerbeats Proの魅力と言えるでしょう。


以上、AirPods Proのレビューでした。

新型AirPodsの噂を知った上でPowerbeats Proを選んだわけですが、AirPods Proの評判の高さもあって結局どちらも買ってしまうことになってしまいました…。

AirPods Pro購入でPowerbeats Proを手放そうかと思ったのですが、Powerbeats Proにも利点があるので現時点では両方を使い分けています。
ちなみにどちらもボタンでの操作は、シングルクリックで再生/停止、ダブルクリックで曲送り、トリプルクリックで曲戻しと、共通の仕様なので頻繁に使い替えても違和感がありません
まぁどちらもApple製ですからね。

iPhoneがあることで真価を発揮しますし、こうしてまたAppleのエコシステムにハマっていくのでした…。

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