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エントリーモデルとは似て非なるもの「α7 III」購入レビュー §2 使用編

ソニー・α

※この記事は旧ブログ「1丁目6番地7号」での掲載内容を一部編集したものです


今回はα7 IIIレビューの後編です。
購入してから早くも3週間が経過。この間に使ってみての感想をご紹介させていただきます

NEX-5Rからα7 IIIへ
前回のレビューはこちら


ベーシックモデルと謳われており、α9の連写やα7R IIIの高画素といった尖った機能こそないものの十分なハイスペック
ステップアップしたい初フルサイズユーザーだけでなく、他社製フルサイズ一眼レフ使用のハイアマチュアの人にも魅力的な幅広いニーズに対応した万能モデルだと思います。

冒頭の写真でもお分かりの通りNEX-5Rと比較すると、ふた回りほど大きくなりました。
特にファインダーがある分、高さはかなり差があります。

フルサイズ一眼レフを使っている人ならα7シリーズはコンパクトなのでしょうが、自分にとってはこの大きさ重さに慣れるのが一番の課題です。


それでもフルサイズを選んだのはα7 IIIが魅力ある製品と感じたからなのですが、ソニーのEマウントAPS-Cで個人的に好きになれないものの1つとして、液晶画面が16:9であるためメニュー画面が横に潰れた感じになる点があります。

α6500(APS-C機)のメニュー画面


メニューと言えば、α7シリーズは初代の頃からメニューボタンが左側にあります。
そのため片手だけでの操作がしづらいのが難点
片手で扱うような重量ではないからかもしれませんが、設定メニューのキャンセルもこのボタンに割り当てられているので、使い始めの今はあれこれ設定を変えているので気になります。


なので、たまに右手を左側に回してメニューを押すこともあるんですが、ファインダーの前を手が通過すると表示画面が切り替わってしまいます
普段の使用なら反応が良いに越したことはないのですが、不便だなと感じていたら回避法があるのを知りました。
それは、チルト液晶を起こすだけ
確かにチルト液晶とファインダーを両方使うことはないので合理的な仕様ですね。


重量については片手で扱えないわけではなく、軽量なレンズなら右手だけで撮影できますし、左手で持ってシャッターボタンだって押そうと思えば押せます。


自分の場合はブログ用写真の撮影で、被写体を右手で持った方が良い時にこの撮影スタイルを利用しています。
まぁミニ三脚使えば良いのでしょうが…。


操作面ではカスタマイズキーが豊富なのが便利です。
AF-ONボタンとAELボタンはカメラを構えた際に押しやすい位置にあるので、撮影時によく使う機能を割り当てておくのがオススメです。
シャッターボタン近くのC1/C2ボタンも押しやすいですが、C1/C2を押しながらシャッターを切ろうとすると指が窮屈になるので、やっぱりAF-ONとAELの方が良いです。
α9やα7シリーズのIII(マーク3)になってからこの仕様になりました。


Fn(ファンクション)ボタンには最大12個の機能を登録でき、それぞれの機能はコントロールホイールを回すだけで設定切り替えができます。


ちなみに、自分はC4(ゴミ箱)ボタンにカメラ内ガイドを割り当てています。
各機能の意味を参考にするのに使っていますが画面が大きい割に説明はシンプルで、中にはほとんど説明してないものも…。


前回のレビューでα9やα7R IIIと同等もしくはそれを超えるISO感度やAF機能をご紹介いたしましたが、それではなぜそれらよりも低価格なのかというと、カメラボディ自体に差があります。

ボディに使われている素材については、α7 IIIはリアカバー部分のみマグネシウム合金ではなく高耐性ながらプラスチックが採用されています。
シャッターのレリーズ耐久は50万回→20万回に。
ファインダーや液晶画面の画素数も落ちています。

画素数が落ちると言っても十分な性能

しかしそのどれもが自分は特に気になっていません。
むしろ、Zバッテリー、マルチセレクター、デュアルスロットの採用と、先述の優れたISO感度とAF機能による写真を撮るということについては妥協のないスペックで自分には持ち余してしまいそうです(汗)

現時点での細かな不満点としては、充電の際にmicroUSBを使おうとするとカバーが邪魔で、Type-Cを使うとバッテリーランプが見えにくいという点くらいでしょうか。


ボディからの充電だと時間がかかることもあって、ここは近々バッテリーチャージャーを買おうと計画していますが、α7 III発売直後からか品切れ中なので待っている状態です。


ちなみに、カメラボディキャップは今回初めて手に入れた(NEX-5Rはキットレンズ付きだったため)のですが、レンズリアキャップにぴったりハマるんですね。そりゃそうかw



マクロレンズのSEL50M28でさえ今までのAPS-Cレンズより綺麗な写りに感動してはいますが、いつまでもマクロレンズ1本だけでやっていくのは難しく、ゆくゆくはフルサイズに完全移行するのでしょう。

APS-Cレンズもマウントアダプターを使わずして装着できるのですが、その場合はフルサイズセンサーの中央部分だけを使うので必然的に写真の画素数が減ります

SEL24F18Zを装着
見た目は悪くないです


余談ですが、フルサイズ対応のEマウントレンズをFEレンズと呼んでおり、厳密にはFEマウントというものはありません

自分のAPS-Cシステム
左からSELP1650、SEL30M35、SEL24F18Z、SEL1018
動画でも紹介しております
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